エコツーリズムとは、さまざまな地域にある大切な資源を地域の人と一緒になって守りながら地域の経済を活性化させ、 三世代先の未来のこども達に引き継いで行くために、持続的な資源の保全と利用をどのようにしていくのかについて、 1980年代中頃に国連で提唱された一つの概念です。
この考えを受けて、日本で考えられたのが、下記の3角形であらわされた概念で、これがエコツーリズムの基本的な構造です。
1980年代は環境破壊、水質汚染、木材の大量伐採が大きな問題で、その解決策が待ち望まれていたという背景があり、 環境破壊行為から資源を守ることは、緊急を要する課題でした。
そして、この3つを同時に成り立たせるための考え方がエコツーリズムなのです。
エコツーリズムの目的を要約すると、以下の3点にまとめることができます。
私たちは、地域固有の自慢できる資源を「地域の宝」と呼び、その発見作業を「宝探し」と呼んでいます。
また、その宝を活用して地域経済への波及効果を実現する作業を「宝探しの5段階プロセス」と呼んでいます。